松山市が「都市再生緊急整備地域」に指定
松山市が国、県、学識経験者、金融機関などと取り組んでいた「都市再生緊急整備地域」への指定が決定したようです!
聞きなれない言葉ではありますが、これにより現在計画されている再開発への「プラス材料」となるのはもちろんのこと、今後民間が「松山市で再開発をしようかな」という機運も醸成されやすくなる大きなニュースとなります!
この記事では「都市再生緊急整備地域」に指定されるメリットや、指定されたエリア、松山市のこれからについて考えています。
「都市再生緊急整備地域」に指定されるメリット
「都市再生緊急整備地域」に国から指定を受けると「税制・金融支援」がある他、都市計画の「特例」などを受けることが可能になります!
内容をまとめると、一定の条件を満たすと容積率の「上限を超える」ような「自由度の高い」建物を「お得」に建てることができる。となります
つまり再開発をしようとなったときに、「お得」に建てることができるから開発に手を挙げてくれる民間開発業者も現れやすくなるし、「容積率が緩和」されるから見た目にも立派な建物が建ちやすくなります
民間開発業者などからすれば、「指定されていない地域」より「指定されている地域」への投資に前向きになるのは当然のことなので、街づくりの観点から見れば大きなメリットになると考えられます
※細かな支援処置の内容を知りたい方は、国土交通省へのリンクを載せておきますのでそちらをご覧ください
都市再生緊急整備地域における各種施策|国土交通省
松山市「都市再生緊急整備地域」のエリア
こちらの画像は「都市再生緊急整備地域」への指定を目指すエリアとなっていて、今回実際に指定されたエリアとは変更になっているところもあります(まだ最新の資料が公開されていないため古い画像を使用しています)
変更になったのは、恐らく「坂の上の雲ミュージアム」付近が新たに加えられているのと、指定区域の合計が「132ヘクタール」から「135ヘクタール」へと増えたことぐらいだと思います。
引用元:松山市都市再生緊急整備地域準備協議会|松山市より
これからの街づくりに期待!
上記の画像で見て頂いた通り、松山市が指定された「都市再生緊急整備地域」のエリアは非常に広大で「JR松山駅、松山市駅、銀天街、大街道」など主要な場所も範囲に含まれています
現在進められている「JR松山駅周辺」や「松山市駅周辺」の再開発の他にも、「旧国際ホテル松山」跡地への高級ホテル計画や詳細はまだ不明の「NTT松山一番町プロジェクト」などはこれからの事業になるので、今回の指定がどうプラスに働くのか楽しみにして発表を待ちたいと思います!