【2025年最新】松山市・城山公園(堀之内地区)第2期整備の進捗状況
松山市民の憩いの場である城山公園(堀之内地区)。現在進行中の「第2期整備事業」によって、その姿が大きく変わろうとしています。
前回の記事から約半年、工事がどのくらい進んだのか、最新の現地の様子を写真とともにお伝えします。
▼前回の進捗記事はこちら
北側(若草町方面)へのアクセス通路が完成

以前は工事中だった城山公園北側(若草町)へ抜ける新しい園路が完成し、通行できるようになっていました。歩きやすい道が整備されただけでなく、夜間も安全に通行できるよう街灯が設置され、側溝などもきれいに整備されています。
西側エリアは「ふれあい広場」として拡張へ

新しくできた園路の西側(写真の左側)は、広々とした空間が広がっています。このエリアは、第1期整備で完成した「ふれあい広場」を拡張する形で整備が進められる計画です。ふれあい広場は、犬の散歩だったり、軽スポーツがOKのエリアになります。
東側エリアは歴史と憩いが融合する空間へ!

園路の東側(県庁方面)では、松山城の歴史を感じられる空間づくりが進められています。
このエリアには、江戸時代の土塀や屋敷の境界を植栽などで再現し、歴史を視覚的に学べるよう整備される予定です。また、休憩所を兼ねたボランティアガイドの案内所も設置され、来園者の学習や観光の拠点としての役割が期待されています。

さらにその北側では、周囲を柵で囲まれた広場の造成が進められていました。この場所では、今後も三之丸御殿跡の発掘調査を継続しながら、将来的な整備計画を検討していくとのことです。
注目!堀之内への「多目的アリーナ」建設計画の真相は?
最近、JR松山駅西側で検討されている「多目的アリーナ」を、この堀之内地区に建設できないか、という声が一部で上がっています。この計画は実現するのでしょうか?
結論から言うと、堀之内地区へのアリーナ建設は、現状では難しいと考えられます。
松山市の見解によると、城山公園を含む松山城跡一帯は国の史跡に指定されています。そのため、文化庁が「史跡の保存や歴史的価値の向上につながらない行為は認められない」という方針を示しており、アリーナのような大規模な現代建築物の建設には厳しい制限があるのが現状です。(ただし、文化庁への粘り強い交渉や説得材料があれば、可能性はゼロではないのかもしれません)
こうした背景から、松山市はアリーナ建設計画をJR松山駅西側で進めており、堀之内地区での可能性は低いと見られています。
今回の城山公園(堀之内地区)第2期整備の進捗状況は以上となります。
次回の更新も、ぜひお楽しみに!
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「城山公園(堀之内地区)第2期整備事業」基本情報
城山公園(堀之内地区)第2期整備事業
住所 | 〒790-0007 愛媛県松山市堀之内 |
着工 | 2022年度から順次 |
完成 | 2025年~2027年にかけて順次供用開始 |
整備内容 | ・園路、便益施設(トイレ、休憩所等)の整備 ・歴史的建造物の復元、表示 ・ふれあい広場の拡張 ・三之丸御殿跡の発掘調査と活用検討 ・展望施設、東屋を設置 |
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