中四国地方で利用者最多の松山空港
この記事では、松山空港で行われている大規模な「機能拡充工事」を、現地の写真と共にお伝えします!
あまり知られていませんが、コロナ前の松山空港は「年間300万人以上」の利用者がいた「中四国地方で最大」の空港になります。広島空港より多いのは結構意外ではないでしょうか?
そんな松山空港では現在様々な工事が行われていて、再開発の進捗状況を直接行って確かめてきたのでお伝えします!
機能拡充工事の概要
上の画像の内容は、計画段階にあったときの松山空港の拡張工事案4つになります
最終的に右下の(案4)が選ばれ、段階的に国際線旅客ビルを新設することになりました
拡張工事の詳細
- 小型機1機分の発着しか対応できない現在の国際線旅客ビルを新設。これにより国際線の2便同時運用が可能に!(現状)4,300㎡ → (新設後)約6,800㎡
- 駐機スポットの増設
- 航空貨物ターミナルビルを建て替え
- 管制塔の移設建て替え(第2段階工事)
- 第2駐車場を縮小し、第3駐車場を新たに新設
- 他にも多数の工事が予定されています
現在の松山空港の様子
国際線カウンター
現在の国際線カウンターの様子です。韓国の格安航空会社(LCC)チェジュ航空が「松山-ソウル線」を週5往復で運航していますが、2023年10月29日(日)より毎日1往復へと増便されます!
EVA AIR(エバー航空)による「松山-台北(桃園)線」と中國東方航空による「松山-上海線」は運休中です
工事中の国際線ターミナルビル
第1段階目の「国際線ターミナル増築部分」の様子がこちら!
航空貨物ターミナル
下の写真は「第2・第3駐車場」に続く道路と、左に見える建物は「航空貨物ターミナル」の1つになります
これからの松山空港
「松山-釜山線」の新規就航が決定!
現在行われている「駐機スポットの増設」と「国際線ターミナルの新設」によって、2便同時運用が可能になる松山空港ですが、早くも明るいニュースがありました。2023年11月10日(金)より韓国LCCの「エアプサン」によって「松山-釜山線」が週3往復で運航されることが決定!
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就航の背景にあるのは、韓国でのゴルフ人気とプレー料金の高騰とのこと
韓国に比べプレー料金が安い日本の都市の中から、「空港-街-観光地-ゴルフ場」を1時間程度で全て周れる松山市が選ばれ、エアプサン側から打診があったそうです
中四国地方と釜山を結ぶ定期路線は「初」なので、ゴルフ需要だけでなく観光やビジネス需要とも結びつけて安定した搭乗率にしたいですね!
現在検討されている「松山-ベトナム便」の動向も気になるので、今後も定期的に工事の進捗状況を記事にしたいと思います。
出典元:「愛媛県庁 公式ホームページ」より