再開発が進められている「JR松山駅」の工事進捗状況をお伝えするシリーズの(#14-後編)です!
前回の記事では、「前編」として改札口より「外の様子」をお届けしました
「後編」となるこの記事では、改札口より入場した「中の様子」をお届けします!
「新・JR松山駅」開業日の様子
改札の外はたくさんの人で賑わっていましたが、中の方はまだ余裕がありました。さすがに「入場券」を購入してまで中を見学する人は少ないようです
改札横でしばらく眺めていると、普段はこのぐらいの人通りでも「電車到着時」には「改札口」から左に見える「エスカレーター」まで行列ができて詰まってしまい、ヒヤッとする場面が何度かありました
やはり「中央改札」の自動改札機が、入退場含めて「4台」しかないのは少ない気がしますね!
先ほどのエスカレーターをぐるっと周り込むと「南改札」や「エレベーター」へ向かう通路があります
「エレベーター」は各ホームごとに1台ずつ設置されており、そのエレベーターの間に「南改札」が設置されています。現時点ではこちらの改札口を利用している人はほとんどいませんでしたが、今後「駅ビル」ができたり周辺に「商業施設」などが完成すれば増えてくると思います
それではエスカレーターで2階に上がってみます!
2階のこの空間は、駅の「ホーム」と「改札口」を繋ぐコンコースの役割をしています。ここには各乗り場へ向かう「階段・エスカレーター・エレベーター」が設置されており、他には「待合室」と「トイレ」もありました
コンコースの一番奥には「トイレ」や「授乳室」があります。ここには「JR四国」初の「男女共用トイレ」や着替えなどにも使用できる「フィッティングボード」も備え付けられているようです
「2階 待合室」へは「3・4番ホーム」へ向かう階段の横から入ります
「待合室」の中には「喫煙所」や「自動販売機」が設置されており、飲み物以外にも「じゃこてん・鯛めし・スイートポテト・今治タオル」なども販売されています
「待合室」は手前に見えるスペースと奥にも広がっています。さらにこの「待合室」は「台湾交流ギャラリー」も兼ねているので、台湾にある「松山駅」や台湾の鉄道についての資料や解説もされていました
「待合室」の壁一面を使って、台湾の鉄道についての解説がパネルや映像で紹介されています
奥にある「待合室」の座席は明るい色になっていて、外が見えるようにブラインドも開いていました
ここに座って見える景色もすごく気持ち良かったですね!再開発途中で今はまだ更地が多い景色ですが、これからの松山駅周辺の発展で数年後には激変していると思います
階段を上って「3階 ホーム」まで来ました。ちょうど8000形の「アンパンマン列車」が到着したようです!
新しい松山駅では「ホーム」の数がひとつ増えたことにより、「松山~宇和島」を走る「特急宇和海」と「松山~岡山・高松」を走る「特急しおかぜ・いしづち」の対面乗り換えができるようになりました
酔ったお客さんが立ち上がった際に、ホームの下に転落しないよう「ベンチ」の向きも工夫されています
万が一、ホームに転落した人を発見した場合は、こちらの「SOSボタン」を押して駅員さんに知らせることができます。至る所にお客さんの安全を確保する設備や工夫がされていますね!
ちなみに「SOSボタン」の設置は、JR四国では坂出駅に続いて2番目の整備になるようです
まとめ
以上で「前編」と「後編」に分けた「新・JR松山駅」開業日現地レポートは終わりです!
長い年月を費やした高架工事はたくさんの人から期待されていたと思いますが、それに見合う駅になったのではないでしょうか。当日訪れていた人の顔はとても明るくて、これからの松山の発展にワクワクしているようにも見えました!
松山駅周辺では「駅ビル建設・バスタ整備・商業施設などの誘致・アリーナ建設」などいくつもの開発が予定されているので、今後も定期的に「JR松山駅」周辺の再開発を記事にしていきたいと思います!