再開発が進む「JR松山駅」周辺の工事進捗をお伝えするシリーズ、今回は第23回目(2025年6月時点)のレポートです。今月は、解体が始まった旧駅舎や西口側の道路工事を中心に見ていきます。
前回の記事はこちら
JR松山駅周辺 再開発はどこまで進んだ?2025年6月の最新状況
今月の記事では、旧駅舎の解体や東西の道路工事、そして今後の計画について、最新の状況をレポートします!
東口エリア:市道 松山駅前竹原線

駅前を南北に走るこの道路では、電線を地中に埋める「電線共同溝」の工事が進められています。現場にあった案内によると、完成予定は2025年8月8日までとなっていました。

全ての道路工事が完了すると、電柱がなくなり道幅も広がるため、すっきりと安全な景観に生まれ変わる予定です。

今向いている方向は「民間開発予定地」となっているエリアで、将来的には商業施設や子ども向けアミューズメント施設などの建設が計画されています。
これらは、後述するアリーナやホールと連携し、エリア全体の活性化に貢献することが期待されていますが、現在も営業中の店舗が複数あるため、具体的な動きはまだ先になりそうですね。
旧駅舎・旧ホーム:解体工事が進行中
こちらは旧ホーム解体の様子。跨線橋や屋根の撤去はすでに完了しています。

工事はホームの南側から始まっていますが、解体中の様子がまるで映画のワンシーンみたいです。

現在、駅と東口ロータリーは仮設通路で結ばれています。旧ホーム南側の解体が完了すれば、中央改札から東口へ直接アクセスできるようになり、利便性が大幅に向上する見込みです。
西口エリア:道路整備が着々と進む

西口側では道路工事が進行しており、中央分離帯や車道の一部舗装が完了しています。歩道部分の工事も始まっており、松山市の発表によると、2025年度中には一部道路の暫定的な通行が開始される予定です。
車両基地跡地:アリーナ整備計画が具体化へ

6月13日の市議会特別委員会で、車両基地跡地の整備に関する基本計画が来月中にまとめられる方針が示されました。
計画案通りに進めば「アリーナ整備」が本格化していくのだと思いますが、これまで不透明だった建物の規模や全体の工期などが、次回の基本計画で明らかになる見通しです。
車両基地の跡地については紆余曲折あり、市には168件の意見が寄せられ、市民によるワークショップも開催されてきました。もし今後「アリーナ整備」で進めるのなら、現在検討されている市民ホールの建替えについても、あまり間をあけずに計画を出してほしいですね。
今月の「JR松山駅周辺再開発進捗状況」レポートは以上となります。
来月の更新も、ぜひお楽しみに!