再開発が進む「JR松山駅」周辺の工事進捗をお伝えするシリーズ、今回は第24回目(2025年7月時点)のレポートです。
今月は、旧駅舎ホームの解体工事に大きな動きがありました。また、新しい連絡通路の整備も進んでおり、駅利用者の利便性向上に期待が高まります。気になるアリーナ計画についても最新情報をお届けします。
(前回の記事はこちらから)
JR松山駅周辺 再開発はどこまで進んだ?2025年7月の最新状況
それでは、旧駅舎ホームの解体工事現場を中心に、再開発工事の進捗状況を詳しくレポートします!

松山駅東口の連絡通路から南側を見ると、旧ホームの解体工事がかなり進んでいるのがわかります。一部は更地になっており、そこに砂利を敷き詰めた新しい通路が作られています。

この新しい通路が、現在の連絡通路に代わる「次の連絡通路」となりそうです。新駅舎に沿うように整備されており、近いうちにアスファルトで舗装されるのではないでしょうか。

よく見るとこの新しい砂利の通路は、南改札がある東側出口へと繋がっているように見えます。

現在は封鎖されている南改札横の東側出口ですが、この新通路が完成・開通すれば、南改札を利用する人が増えそうです。利用者が中央改札と分散されることで、朝夕のラッシュ時の混雑緩和が期待できますね。

現在の連絡通路と周辺の旧ホームは、この新しい通路の利用が始まった後に解体されるのかもしれません。

松山駅西口では、地面の一部だけ新しいタイルが貼られている場所がありました。今後、駅前広場で使用されるタイルを試験的に施工し、新駅舎とのデザインの調和を確認しているのかもしれません。落ち着いた色合いで、完成後の景観が楽しみになります。

西口駅前では、工事に伴い少し変わった形の横断歩道も見られました。これは工事期間中の一時的なものと思われます。
【松山駅アリーナ計画】MICE機能を持つ5,000席以上規模で検討
車両基地跡地で検討されている「多目的アリーナ」の計画にも進展がありました。
先日示された基本計画の最終案によると、メインアリーナは5,000席以上の規模を確保し、国際会議や展示会に対応する「MICE(マイス)」機能を持たせる方針です!
さらに、サブアリーナや多目的スペースも整備されるとのこと。
ただし、具体的な規模や事業内容は、8月下旬に行われる民間事業者の意向調査の結果を踏まえて決定される見通しなので、計画の全貌が明らかになるまで、もうしばらく時間がかかりそうです。
今月の「JR松山駅周辺再開発進捗状況」レポートは以上となります。
来月の更新も、ぜひお楽しみに!