再開発が進むJR松山駅周辺。この記事では、2025年12月時点の最新工事進捗状況を、現地で撮影した写真とともにレポートします。今月は、駅東側で本格化した道路工事を中心に、旧松山駅舎や駅西側の様子まで幅広く見ていきます!
▼前回の記事(2025年11月)はこちら
JR松山駅周辺 再開発はどこまで進んだ?2025年12月の最新状況
旧松山駅舎の解体状況|三角屋根はすでに撤去
それでは早速、旧松山駅舎の様子から見ていきます!

先月まではまだ残っていた駅舎のシンボルでもあった「三角屋根」は、すでに解体が完了しています。また、青い目隠しの高さも先月より高くなり、駅舎2階部分は完全に見えなくなりました。
現在は、建物全体の解体工事が本格的に進められている段階のようです。
駅東側で本格化した道路工事|歩道・車道ともに拡幅へ

こちらは、駅東側を南北に走る道路の工事の様子です。
現在は4車線の道路ですが、整備後も車線数は変わらず、歩道と車道を拡幅することで、よりゆとりのある道路へと生まれ変わります。

今立っている場所は、整備後に車道となるエリア。電柱より左が、新しい歩道エリアになる予定です。

以前の道幅と比べると、かなり広がっているのがわかります。完成後は、歩行者・車ともに使いやすい道路になりそうですね!
新設される「三番町線」の工事状況

こちらは、新しく整備される「三番町線」の工事現場です。
三番町線は、令和7年度末ごろから暫定供用が始まる予定で、その後、景観整備工事などを経て 令和10年度内に本格供用開始 となる計画です。
計画どおりに進めば、写真右側には将来的に「バスタ(バスターミナル)」が整備される予定となっています。
建設が進むマンション「Mayfair千舟町プレミアムⅡ」

アンダーパスの隣では、地上14階建てマンション「Mayfair千舟町プレミアムⅡ」の建設が進んでいます。2026年3月竣工予定で、1階〜2階部分には店舗または事務所が入居できる設計になっているそうです。
駅周辺の居住・商業環境も、少しずつ変わってきています。
駅西側「アリーナ建設候補地」の現在

最後に、駅西側にあるアリーナ建設候補地の現在の様子です。
敷地内には土の山がいくつも見られますが、これはアンダーパス埋め戻し工事に使用される土とのこと。
そのため、アンダーパスの埋め戻しが完了する令和9年度まではこの状態が続く見込みです。周辺道路の供用開始が令和10年ごろとされているため、アリーナ建設はそれ以降の着工となりそうですね。
個人的には、道路整備の進捗と足並みをそろえて、スムーズに建設が進んでいくことを期待したいところです。
今後の注目ポイント|2026年3月に再開発モデルプラン公表予定
なお、松山市は2026年3月に、JR松山駅周辺の再開発モデルプランを公表する予定としています。現時点では、どこまで具体的な内容が示されるのかは明らかになっていませんが、
- どのエリアに
- どんな施設が
- どのような配置で整備されるのか
といった点が見えてくる可能性もありそうです。
これまで「何ができるのか分からない」という状況が続いていた駅周辺再開発ですが、このモデルプランの公表によって、街の将来像がより具体的に見えてくる転機になりそうですね!
今後も、動きがあり次第、引き続きレポートしていきたいと思います。
今月の「JR松山駅周辺再開発進捗状況」レポートは以上となります。
来月の更新も、ぜひお楽しみに!
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