2026年6月4日、松山市はJR松山駅西側の車両基地跡地に、松山市民会館の代わりとなる新たな文化施設を整備する方針を正式に発表しました!

2028年3月末で閉館することが決まっている松山市民会館に代わる施設として整備される予定で、長らく議論が続いていたJR松山駅車両基地跡地の活用方針がようやく固まった形です。
そこで今回は、市の発表内容やこれまでの経緯、今後の整備スケジュールについてまとめてみました!
JR松山駅車両基地跡地に新たな文化施設を整備へ
松山市の野志克仁市長は6月4日の記者会見で、JR松山駅車両基地跡地に「松山市民会館の代わりとなる新しい文化施設」を整備すると表明しました。
野志市長は、
「賑わいを創り出す交流施設として、松山市民会館の代わりになる新しい文化施設を整備する」
と説明。
また、施設整備にあたっては、
- 観客に喜ばれる施設
- 演者に選ばれる施設
- スタッフにとって使いやすい施設
の3点を重視する考えを示しました。
具体例としては、
- ホワイエや通路を広く確保
- 女性用トイレの増設
- 音響性能の向上
- 機材搬入口の拡充
などが挙げられており、利用者・出演者・運営者のすべてに配慮した施設を目指すとしています。
アリーナ計画から再び文化施設案へ

車両基地跡地を巡っては、これまでさまざまな議論が行われてきました。
もともとは2015年に、文化ホールを中心とした活用構想が策定されていましたが、2024年には愛媛オレンジバイキングスのホームアリーナ整備を軸とした計画へ方向転換します。

しかし2026年4月、親会社のサイボウズが「車両基地跡地でのアリーナ建設は難しい」と判断し、別の候補地での整備を目指す方針を表明。その後、「松山市文化施設の在り方検討会」などで改めて議論が重ねられた結果、車両基地跡地で文化施設を整備する案に賛同する声が多く上がり、今回の決定につながったようです。
振り返ってみると、一度はアリーナ整備へと方向転換したものの、最終的には当初の文化施設構想に落ち着いたことになりますね!
市民会館閉館後の「文化の空白期間」を短縮へ

一方で気になるのが、新しい文化施設が完成するまでの「空白期間」です。松山市民会館は2028年3月末で閉館することが決まっていますが、新施設の完成まではさらに長い期間が必要になる見込みです。
そこで松山市は、
- 他の市有施設の活用
- 舞台設備や備品の充実
- 学校や福祉施設でのアウトリーチ事業
- 文化団体を支援する中間支援組織の設置
といった取り組みを進め、文化活動が停滞しないよう支援していく考えを示しています。市民会館の閉館後も、文化活動の場をどう確保していくのか、今後の動きが気になるところです。
今後の整備スケジュールは?
野志市長は、文化施設整備をできるだけ前倒しで進める考えを明らかにしました。当初は2027年度に基本構想、2028年度に基本計画を策定する予定でしたが、これを1年前倒しする方針とのこと。
今後の予定
- 2026年度:文化施設整備基本構想を策定
- 2027年度:基本計画の策定に着手
また、検討会資料で示された一般的な整備スケジュールをもとにすると、完成までには約7年程度かかる見込みとされています。
想定される整備スケジュール

| 年度 | 内容 |
|---|---|
| 2026 | 基本構想 |
| 2027 | 基本計画 |
| 2028〜2030 | 設計 |
| 2030〜2033 | 工事・開館準備 |
| 2033 | 開館予定 |
あくまで現時点での想定ですが、このスケジュール通りに進んだ場合でも、市民会館閉館から新施設開館まで約5年ほどの空白期間が生じることになります。
松山駅周辺のまちづくりにも大きな影響

今回の決定によって、JR松山駅車両基地跡地の活用方針は大きく前進することになりました。今後は文化施設の整備だけでなく、駅東側で検討が進められているにぎわい施設との連携も含め、松山駅周辺のまちづくり全体がどのように進んでいくのか注目が集まりそうです。
なお、施設の規模やホールの座席数、整備費用などの詳細については、今後の検討の中で決まっていく見通しとなっています。
松山市民会館に代わる新たな文化拠点がどのような施設になるのか、引き続き街楽松山でもその動向を追っていきたいと思います!
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