先月の記事では、一部を除いてほぼ完成した新国際線ターミナルの様子をお届けしました!
今月はいよいよ供用開始した新国際線ターミナルの様子と、「第二期増築」に向けた松山空港事務所の庁舎や管制塔の移転新築について記事にしています!
供用開始した新国際線ターミナル
新しい国際線ターミナルは、入国審査カウンターの数が従来の6ヵ所から10ヵ所に増え、出国待合室は192席から334席に拡張、航空機のスポットも7ヵ所に増えたので国際線2便同時運用が可能になりました!
新国際線ターミナルのオープンには間に合わなかったようですが、「指紋認証等の機器」を整備して入国審査待ち時間をより短くするような準備を国と折衝しているとのこと。これからもどんどん便利になっていく予定です!
解放感と明るさもあって気持ちのいいスペースができました
旧国際線チェックインカウンターだった場所には新しく「B」の文字を発見!
どうやら新しくできた国際線ターミナルのチェックインカウンターを「A」として2ヵ所に増えたようです
前回足場が組まれていたところは・・・特に変化なし?見た目にはわからない工事をしていたのかもしれません
庁舎と管制塔の移転新築について
新国際線ターミナルが供用開始されましたが、今回拡張されたのはあくまで「第一期工事」で予定されていた部分のみ。今後「第二期工事」で更に拡張されて、予定していた工事は完了となります!
こちらの記事では当初計画されていた4つの拡張工事案を見ることができます↓
第二期工事で国際線ターミナルを更に拡張するためには、現在の松山空港事務所の庁舎と管制塔を移転させる必要があります
今の建物は庁舎と管制塔が一体になっていますが、計画では別棟にする案についても比較検討しながら決める考えのようです
現在の建物が延床面積約1,800平方メートルですが、新施設は延床面積2,200平方メートル程度の規模を見込んでいるとのこと!
移転新築の時期
移転させるにあたってまずは設計をしなければいけませんが、東京の(株)梓設計が担当するようです。期間は令和4年11月10日~令和6年3月22日までとなっているので、まさに設計が終わったところでしょうか?
順調に進めば2024年度~2026年度で整備をする予定とのことなので、早速次の工事が始まるかもしれませんね!
移転場所
現時点では、庁舎と管制塔の移転場所は公表されていません(見つけられなかっただけかも)
考えられそうな候補地としては、松山空港の第2駐車場もしくは第3駐車場の場所であれば土地の買収を伴わないため移転させやすそうです
ただ、整備したばっかりの駐車場を壊すのか?という疑問はありますね。周辺で買収できそうな土地は「帝人松山事業所」の西駐車場あたりでしょうか
松山空港は街中に近くて便利な反面、周辺が住宅地や工場地帯なので土地に余裕がないのがネックですね
まとめ
今回は「第1期工事」で拡張された松山空港内部の様子と管制塔移転についてお届けしました!
今月の記事をもって、毎月の工事進捗報告は一旦終わりにしたいと思います。第2期工事に関わる話題や現場に動きがあれば、また空港シリーズを再開したいと考えています!恐らくそう遠くはないはず!