
再開発が計画されている「伊予鉄 松山市駅」周辺の工事進捗をお伝えするシリーズ、今回は第1回目(2023年10月時点)のレポートです。
今回は、市駅前の現在の状況・完成イメージ図と整備スケジュールを、簡単にまとめてみました。
▼詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ
松山市駅前の現況

松山市駅前は、バス・路面電車・郊外電車が集まるターミナルで、1日の乗降客数はおよそ3万人。四国でも最大規模の交通結節点として、多くの人が行き交う場所になっています。

現在は、郊外電車やバス・タクシーから市内電車に乗り換える際、道路を横断する必要があり、アクセスがあまり良いとは言えません。

路面電車の駅は道路に囲まれており、まるで陸の孤島のような状態になっています。
完成イメージ図




公開された整備イメージをまとめると
- 路面電車の電停を市駅側に移設
これにより、これまで不便だった郊外電車との乗り換えがスムーズになります。 - 駅東に「バス専用ロータリー」、駅西に「一般車・タクシー」をわけて配置
バスと一般車を分けることで、安全でわかりやすいロータリーの動線が実現します。現在は全ての車両が同じ道を使っているため、一般車がバスの乗降場を塞ぎ、定時運行が妨げられることも。定時性の向上は利用者増につながるため、減便や廃線を防ぐ意味でも重要な計画です。 - 路面電車の電停北側に交流広場を新設
今回の計画で一番のポイントは、交流広場の新設だと思います。これまで一体感のなかった市駅前に広場ができることで、ただ通り過ぎるだけの場所だった駅前が、イベント開催や待ち合わせなど、“訪れる場所”へと変わります。
工事はすでに一部で始まっていますが、来年度(2024年)からは「東西ロータリーの整備」や「市内電車の線路移設」など、本格的な工事が始まる予定です。
整備スケジュール

工事は2022年から始まっており、全ての計画が完成するのは2026年度の予定です。
今後の進捗記事について
今回が第1回目の記事ですが、これからはシリーズとして毎月1回、工事の様子をお届けしていこうと思います。街の中心の再開発なので、変化の記録はしっかり残していきたいですね。
今月の「松山市駅前広場 再開発進捗状況」レポートは以上となります。
来月の更新も、ぜひお楽しみに!
▼続きの記事(2023年11月)はこちら
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