
再開発が進む「JR松山駅」周辺の工事進捗をお伝えするシリーズ、今回は第11回目(2024年7月時点)のレポートです。今月も東西それぞれのエリアの状況を見ていきましょう。
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JR松山駅周辺 再開発はどこまで進んだ?2024年7月の最新状況
松山駅 東口周辺

まずは、駅東口周辺の様子から新しい動きや変化をレポートします。

この辺りの風景はもう何ヵ月も大きな変化が見られません。この光景を見ると、再開発が進んでいないように感じてしまいますが、まずは駅本体の工事を終わらせてから周辺整備が進むのでしょうから、仕方ないとも言えます。

7月の蒸し暑い中、屋外のバス乗り場で熱風に耐えながら待つのはなかなか厳しそうです。将来バスタが整備されれば、空調の効いた待合室でゆっくりできるはずですが、現時点ではバスタ関連の目立った進展は見られないようです。

松山駅 西口周辺
続いて松山駅西口周辺です。

「こくみん共済ビル」の隣で地面を掘り返す工事をしていたため、何かが建つのかと思ったのですが、道に沿っての作業だったので道路工事をしていたのかもしれません。


9月29日の新松山駅開業時には、西口周辺の景色はまだこんな感じかもしれません。周辺の道路整備も駅前の広場整備も建物もまだ完成していないのは、少し寂しさを感じさせます。



新しい松山駅は、黒やグレーなどのモノトーンを基調に建設されていますが、高架下の「商業エリア」となる場所に、木目調のようなデザインが施されているのを発見しました。

モノトーンも綺麗ですが、それだけだと単調になりがちなので、この木目調の配色は良いアクセントになっていますね!

この場所は先月までは更地でしたが、2階建てのアパートらしき建物が建設中でした。僅か1ヵ月でここまで形になるとは驚きです。
まとめ
毎月同じルートを通って松山駅周辺を歩いていると、新しい建物の建設工事や道路工事など、再開発は少しずつ前に進んでいるなと感じる一方、「この場所に何ができるのか具体的にわからない」という場所が多すぎることが気になります。
この「不確実さ」が、エリア全体の完成に対する期待感のようなものを感じにくくしている要因かもしれません。
民間の土地に関しては情報を把握しにくいのは仕方ありませんが、県や市が保有する土地に関しては、何を作るのか早く方向性を決めて示してほしいところです。
今後の「JR松山駅周辺」を「誰が何を目的に集う場所にするのか」、より明確なエリアビジョンがあると、将来像が描きやすくなり、期待感も高まるのではないでしょうか。
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今月の「JR松山駅周辺再開発進捗状況」レポートは以上となります。
来月の更新も、ぜひお楽しみに!