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【2025年5月】JR松山駅周辺 再開発レポートVol.22:旧駅舎解体開始!路面電車延伸の行方は?

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再開発が進む「JR松山駅」周辺の工事進捗をお伝えするシリーズ、今回は第22回目(2025年5月時点)のレポートです。今月は、解体が始まった旧駅舎や西口側の道路工事を中心に見ていきます。

前回の記事はこちら

JR松山駅周辺 再開発はどこまで進んだ?2025年5月の最新状況

2025年5月、JR松山駅周辺の再開発工事では西口エリアのインフラ整備が進む一方、東口では長年親しまれた旧駅舎の解体工事が始まりました。それぞれのエリアの状況をどうぞご覧ください。

松山駅西口:道路整備が本格化!気になる「松山駅西口南江戸線」と路面電車延伸

まず訪れたのは、松山駅西口エリアです。こちらでは、道路整備工事が広範囲で行われていました。

JR松山駅周辺再開発進捗状況

駅の西側では、南北を繋ぐ新たなアクセス道路の整備が急ピッチで進められています。

JR松山駅周辺再開発進捗状況

この道路整備と並行して注目されるのが、将来的に路面電車の延伸ルートとしても計画されている「松山駅西口南江戸線」の整備状況です。先日行われた愛媛県知事の定例記者会見で、この路線に関する説明がありました。

県の発表を要約すると以下の通りです。

  • 「松山駅西口南江戸線」(約480m区間)は、令和8年(2026年)夏頃の完成を目指して道路整備を進めている。
  • 路面電車の軌道を敷設するための用地も確保した上で整備を進めている。
  • 道路完成後は松山市に引き渡され、その後の路面電車延伸については松山市と伊予鉄道が協議して決定する。

路面電車の延伸については、計画図から軌道が消えていたこともあり、計画の行方を心配していました。県としては、あくまで路面電車延伸の基盤となる道路を整備する方針であり、最終的な運行判断は市と事業者に委ねられる形のようです。

JR松山駅周辺再開発進捗状況

県は用地買収を進め、計画通り工事完了の目処も立っている中で、なぜ今、改めて市と伊予鉄道が延伸の可否を協議しているのでしょうか?会見では詳細な背景までは語られませんでしたが、県は松山市に対し、一日も早く協議の結果を出すよう求めているとのことです。市民の利便性向上に繋がる計画だけに、今後の動向にも注目したいと思います。

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松山駅東口:ありがとう旧駅舎!解体工事が開始、その姿もあとわずか

JR松山駅周辺再開発進捗状況

続いて、松山駅の東口エリアに移動しました。こちらでは、多くの人々の思い出が詰まったJR松山駅の旧駅舎の解体工事がついに始まり、足場が組まれています。

JR松山駅周辺再開発進捗状況

新しい高架駅舎の利用が日常となり、改めて旧駅舎を見ると、その歴史と風格を感じることができ、時代の移り変わりを実感しますね。長年、松山の玄関口として親しまれてきたこの駅舎が見られるのも、あとわずかです。

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「JR松山駅周辺まちづくりの将来像」看板設置も、具体的な計画はまだ「検討中」

駅へ向かう通路の横には、「JR松山駅周辺まちづくりの将来像」と題された看板が設置されていました。完成イメージパースが多数掲載されており、新駅周辺に何が計画されているのか、わかりやすく説明しています。

JR松山駅周辺再開発進捗状況

しかし、そこに描かれているアリーナ構想、バスターミナル(バスタ)計画、新しい駅ビルや商業施設の建設といったプロジェクトは、現時点ではすべて「検討段階」であり、正式に決定しているものはありません。

旧駅舎解体後、これらの施設が完成するまでには、最低でもあと数年の期間を要することが予想されます。それまでの間、広大なスペースが更地として残る可能性も指摘されており、その間の暫定的な賑わい創出や有効活用策も期待したいところです。


今月の「JR松山駅周辺再開発進捗状況」レポートは以上となります。
来月の更新も、ぜひお楽しみに!


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